家族を乗せた車に突然の衝撃
Sさん(30代・男性)の平穏な日常は、2021年の冬、突然打ち砕かれました。
「妻と幼い子ども2人を乗せて、青信号の交差点を直進していたんです。そしたら、赤信号を無視した車が右から突っ込んできて…。ガシャーン!というすごい音と衝撃でした」
事故の相手は完全に前方不注意で、過失は100対0。幸い子どもたちに大きな怪我はありませんでしたが、Sさんと同乗していた妻は頸椎捻zăと診断され、通院治療を開始することになりました。
一方的な治療打ち切りと募る不信感
事故から約4ヶ月が経った頃、Sさんは相手方の保険会社から信じられない通告を受けます。
「『今月で治療費の支払いは終わりです』と、一方的に言われたんです。まだ首には痛みが残っていて、治療を続けたいと伝えても聞く耳を持ってもらえませんでした」
まだ痛みがあるのに、なぜ治療を打ち切られなければならないのか。Sさんは相手保険会社の高圧的な態度に、強い憤りと不安を覚えました。
長引く戦いの末につかんだ納得の解決
Sさんは事故後すぐに、以前お兄様がお世話になったという弁護士に相談し、対応を依頼していました。
「治療を打ち切られた後も、弁護士さんのアドバイスで自費で治療を続けました」
治療終了後、後遺障害の申請を行いましたが、結果は非該当。異議申立ても認められませんでした。
「悔しかったですが、気持ちを切り替えて示談交渉に臨みました。しかし、相手保険会社は治療期間に納得せず、賠償金は0円と回答してきたんです」
交渉は決裂し、紛争処理センターに持ち込まれました。争いは長期化しましたが、最終的にセンターのあっせん案に双方が合意。自費で通院した分の治療費なども含め、納得のいく形で解決することができました。
諦めずに専門家と最後まで戦うこと
「もし一人で対応していたら、治療を打ち切られた時点で泣き寝入りしていたと思います。相手は保険のプロですから、個人では太刀打ちできません。弁護士特約があったおかげで、費用を気にせず全てお任せできました。保険会社の対応に納得できないなら、絶対に諦めずに専門家に相談するべきです」