助手席での自損事故と残った後遺症
ある年の春、Dさん(20代・男性)は、友人が運転する車の助手席で事故に遭われました。
「運転手の操作ミスで路肩に衝突し、夫はおでこに6cmの大きな傷、そして首にむちうちを負いました」
インタビューに答えてくださったのはDさんの奥様です。
「顔に傷跡が残り、首の痛みも続いて、後遺症となってしまいました。本人の精神的なショックも大きく、本当に辛い日々でした」
賠償金提示がないまま募る不安
治療を続けても、Dさんの症状は完全には回復しませんでした。
「夫の顔には傷跡が、体には痛みが残りました。これからどうやって補償してもらえばいいのか…」
相手方の保険会社からは具体的な賠償額の提示もないまま時間が過ぎていきました。
「このままでは十分な補償を受けられないのではないかと感じ、保険会社から提示を受ける前に、弁護士さんに相談して交渉を始めることにしました」
慰謝料の減額提示を覆し、総額966万円で解決
弁護士に依頼し、後遺障害の申請を行ったところ、顔の傷と首の痛みについて「併合9級」が認定されました。
「これで正当な補償を受けられると思ったのですが、相手の保険会社は、慰謝料を裁判基準から減額するなど、納得のいかない主張をしてきました。弁護士さんの話では、9級のような重い等級で減額されると、賠償額に100万円近い差が出ることもあるとのことでした」
弁護士はすぐに紛争処理センターへ申立てを行い、粘り強く交渉を続けました。
「最終的に、自賠責保険金と合わせて総額966万円(※自賠責保険金616万円含む)を受け取る内容で和解が成立しました。提示がなかった状態から、ここまで増額していただき本当に感謝しています」
納得のいく解決のために
「もし弁護士さんに頼んでいなかったら、保険会社の言い分をのんで、もっと低い金額で示談してしまっていたかもしれません。特に後遺障害が関わる賠償金の計算はとても複雑です。弁護士特約を使えたので費用の心配もなく、すべてお任せできました。納得のいかない提示をされたり、不安に思ったりしたら、迷わず弁護士さんに相談するべきです」