十字路での衝突と失われた日常
Tさん(30代・男性)が都内で自転車に乗っていたある日、信号のない十字路で左から来た車にはねられる事故に遭いました。
「腎臓を損傷し、肋骨も何本も折れる大怪我でした。50日間も入院することになり、事故が原因で仕事まで失ってしまいました」
体の痛みと失業という二重の苦しみを背負うことになったTさん。将来への不安が重くのしかかります。
後遺障害8級、提示額1342万円への不信感
治療の甲斐なく、Tさんには後遺障害等級8級相当という重い障害が残りました。その後、相手方の保険会社から損害賠償額として約1342万円が提示されます。
「後遺障害8級という重い等級が認定されたのに、この金額か、と愕然としました。特に、将来の収入減を補うはずの逸失利益が、たった20年分しか計算されていなかったんです。まだ30代で、これからの人生が長いのに…。あまりにも不誠実な対応に憤りを感じました」
このままではいけないと、Tさんは弁護士に相談することを決意します。
1年越しの交渉で540万円増額!最終1883万円で解決
Tさんの依頼を受け、弁護士は保険会社との交渉を開始しました。しかし、Tさんにもともと持病があったことなどから交渉は難航。1年近く話が進まない、もどかしい時間が過ぎました。
「弁護士さんが粘り強く交渉を続けてくれました。一度は膠着状態になりましたが、諦めずに相手方とやり取りしてくれたんです」
弁護士の粘り強い交渉の結果、事態は急転します。
「最終的に、当初の提示額から540万円以上も増額した、総額約1883万円で示談することができました。保険会社から言われた金額を鵜呑みにしなくて、本当に良かったです」
提示額に疑問を感じたら、すぐに専門家へ
「私のように、保険会社から提示された金額に『本当にこれで妥当なのか?』と疑問を感じる方は多いと思います。特に後遺障害が残った場合、その計算は非常に専門的で複雑です。相手方の提示をそのまま受け入れていたら、私は500万円以上も損をしていたかもしれません。少しでもおかしいと思ったら、一人で悩まずに、すぐに弁護士のような専門家に相談することをお勧めします。それが、正当な補償を得るための第一歩です」