歩道での自転車事故と骨折の痛み
2021年の秋、都内の歩道を歩いていた会社員のAさん(50代・女性)は、予期せぬ事故に見舞われます。
「地下鉄の駅に向かって曲がろうとしたら、後ろから来た自転車に衝突されました。歩道を歩いていて、まさか後ろからぶつかられるなんて思いもしませんでした」
この事故でAさんは左の肋軟骨を骨折。さらに全身を強く打ち、約半年間(185日)の治療を余儀なくされました。
わずか39万円の提示額への怒り
半年に及ぶ治療を終えたAさんのもとに、相手方の保険会社から示談金の提示がありました。その金額は、治療費などを除いたAさんの手取り分として約39万円でした。
「総治療日数は185日にもなったのに、慰謝料として提示されたのは約36万円でした。通院日数が23日と少なかったからかもしれませんが、それにしても低すぎると感じました。この金額では到底納得できませんでした」
提示された金額の根拠も分からず、このままサインしてよいのか、Aさんは途方に暮れました。
弁護士介入で賠償金が約2.8倍に増額!
「この金額は絶対におかしいと思い、弁護士さんに相談することにしました。弁護士特約はありませんでしたが、増額の見込みがあるとのことだったので、思い切って依頼しました」
弁護士は、通院日数が少ないという不利な点がありながらも、総治療期間が長いことに着目。裁判で使われる基準で慰謝料を算出し直し、保険会社と交渉しました。
「交渉の結果、最終的な受取額は1,089,358円になりました。当初の提示額390,658円から、約70万円も増額されたんです。約2.8倍です。専門家に頼むことの重要性を実感しました」
諦める前に、専門家の意見を聞いてください
「保険会社の提示額は、必ずしも正当な金額とは限りません。私のように通院日数が少なくても、他の要素で増額できるケースがあると知りました。もし提示額に疑問を感じたら、すぐに示談せず、一度弁護士さんに相談してみてください。諦めていたら、私は70万円近くも損をするところでした」