突然の事故と悪夢のような日々
ある年の夏、Mさん(30代・女性)ご夫妻を乗せた車が千葉県内を走行中、悪夢のような出来事が起こりました。ご主人が語ります。
「私たちが青信号で右折しようとしたところ、信号を無視したトラックが猛スピードで突っ込んできたんです。妻は助手席で、骨盤を多発骨折する大怪我を負いました」
Mさんは全治6ヶ月と診断され、介助が必要な生活を余儀なくされます。
「妻は大好きだった保育士の仕事も続けられなくなりました。夫婦共通の趣味だったクラシックバレエの発表会も諦めるしかなく、ただただ悔しかったです。私自身も怪我をし、事故のフラッシュバックに悩まされるようになりました」
保険会社との交渉と募る不信感
事故後の対応は、さらなる苦しみをMさんご夫妻にもたらしました。
「物損の交渉では、相手の保険会社から理不尽な要求を突きつけられました。『修理代を低く見積もるなら代車の期間を延長する』などと言われ、誠意を全く感じませんでした」
人身の補償についても、具体的な話は進みません。
「このままでは、妻の怪我や失ったものに対して、正当な補償を受けられないのではないか。素人だからと軽く扱われているようで、どうしていいか分からず、強い憤りと不安を感じていました」
弁護士への依頼と後遺障害12級認定
先の見えない状況を打開するため、ご夫妻は自動車保険の弁護士特約を使って専門家に相談することを決意します。
「とにかく、この理不尽な状況をなんとかしてほしい一心でした。妻の将来のためにも、専門家の力が必要だと感じたんです」
依頼を受けた弁護士は、後遺障害等級の申請手続きを進めました。その結果、Mさんには骨盤骨折の後遺症として12級13号が認定されます。
「途中で妻の妊娠が分かり治療ができない期間もありましたが、弁護士さんが粘り強く交渉してくれました。休業損害や介護用品の費用など、私たちの主張を丁寧に汲み取って保険会社と話を進めてくれたおかげで、ようやく納得できる形で解決することができました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
ご主人は、当時を振り返り、こう語ります。
「もし私たちだけで交渉を続けていたら、心身ともに疲れ果て、きっと泣き寝入りしていたと思います。特に、妻のように大きな怪我を負い、仕事や日常生活にまで影響が出ている場合、その苦しみは計り知れません。保険会社の対応に少しでも疑問や不満を感じたら、絶対に一人で悩まず、弁護士さんに相談することをお勧めします」