信号待ちでの追突、そして収入減の不安
ある年の冬、大阪府内でバイクに乗っていたTさん(50代・男性)は、信号待ち中に後ろから追突される事故に遭いました。この事故で鎖骨骨折などの大怪我を負い、入院することに。
「私は夫婦でお店を営む自営業者です。事故のせいで仕事ができなくなり、収入が途絶えてしまうことが何より心配でした」
さらに、事故の数年前はコロナ禍で売上が落ち込んでいたため、休業損害が低く計算されてしまうのではないかという強い不安を抱えていました。
相手会社の破産と賠償金への絶望
「治療を続けながらも、お金のことが頭から離れませんでした。自営業の休業損害はどう計算されるのか、何もかも分からず、途方に暮れていました」
追い打ちをかけるように、加害者が勤務していたタクシー会社が破産したという連絡が入ります。
「相手の保険会社からは賠償額の提示もないままで、加害者の会社まで破産。もう十分な補償は受けられないのではないかと、絶望的な気持ちになりました」
弁護士への依頼と賠償金約805万円の獲得
「このままではいけないと思い、弁護士特約を使って専門家にすべてを任せることにしました」
依頼を受けた弁護士は、まず後遺障害等級の申請を行い、Tさんの膝の症状について「12級13号」の認定を獲得。これを基に保険会社との交渉を開始しました。
「休業損害も心配でしたが、弁護士さんが交渉してくれたおかげで、事故前の収入をきちんと考慮してもらえたようです」
当初、保険会社から提示される前に交渉を始めたため具体的な金額はありませんでしたが、最終的にTさんは総額約805万円の賠償金を受け取ることができました。
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「自営業で収入が不安定だったり、事故の状況が複雑だったりすると、賠償金の話は本当にストレスになります。私の場合、保険会社からの提示を待たずに弁護士さんに動いてもらったのが良かったのだと思います。結果的に後遺障害も認められ、十分な賠償金を得ることができました。お金のことで少しでも不安があれば、迷わず弁護士さんに相談すべきです。費用も弁護士特約でカバーできました」