横断歩道で母が…頚髄損傷で後遺障害9級。納得できない保険会社の提示に怒り

80代 女性 大阪府
Sさんの娘様

「母にそんな持病はなかったはずなのに、保険会社は勝手に賠償金を減額してきて…本当に許せませんでした」

母が負った大怪我。保険会社の不審な提示内容に悩み、苦しんだ日々。

実際の事例に基づいて、インタビュー形式の文章および掲載写真を再現・生成し、
個人情報保護の観点から編集を加えています

横断歩道上で母が車に…突然の悲劇

2022年の春、Sさん(80代・女性)の母は、大阪府内の信号がある交差点で、横断歩道を渡っている最中に車にはねられるという大事故に遭いました。

「母が事故に遭ったと連絡を受けたときは、頭が真っ白になりました。病院に駆けつけると診断は『頚髄損傷』。高齢の母にとってあまりにも重い怪我で、まさかこんなことになるなんて、信じられませんでした」

そう語るのは、Sさんの娘様です。Sさんはこの事故で約2ヶ月もの入院を余儀なくされ、その後も長く通院治療を続けることになりました。

後遺障害9級認定と、保険会社への拭えない不信感

懸命な治療も及ばず、Sさんには重い後遺症が残ってしまいました。2023年の初め頃に症状固定となり、後遺障害等級9級10号が認定されます。その後、相手方の保険会社から示談金の提示がありましたが、その内容に娘様は愕然とします。

「後遺障害の慰謝料について、『以前からあった障害の分を差し引きました』と書かれていたんです。でも、母にそんな障害があったなんて一度も聞いたことがありませんでした。なぜそんなことを言われなければならないのか、保険会社の対応に強い怒りと不信感を覚えました」

提示された金額が妥当なのかも分からず、娘様は途方に暮れてしまいました。

弁護士への相談で判明した事実と、納得の解決

「このままではいけないと思い、弁護士さんに相談することにしました。保険会社の提示内容がおかしいこと、金額に納得がいかないことを伝えました」

依頼を受けた弁護士が資料を詳しく調べたところ、娘様も知らなかった事実が判明します。過去に、Sさんには別の後遺障害が認定されていた記録が見つかったのです。

「弁護士さんから説明を受けて初めて知る事実でした。私たち家族も知らなかったことなので驚きましたが、きちんと根拠があることだと分かりました。その上で、弁護士さんが改めて交渉してくださり、最終的には当初の提示額から増額した金額で示談することができました。私たちだけでは到底たどり着けない、納得のいく結果でした」

疑問を感じたら、まずは専門家に相談を

「母が事故に遭い、心身ともに大変な中で、保険会社とのやり取りは本当に大きな負担でした。提示された内容に少しでも『おかしいな』と感じたら、一人で抱え込まずに専門家である弁護士さんに相談することをおすすめします。私たちのように、自分たちが知らない事実が明らかになることもありますし、何より精神的な支えになってくれます」