視界不良の雪道で…予期せぬ追突事故
Aさん(40代・男性)が事故に遭ったのは、ある年の冬のことでした。北海道内の片側2車線の道路を車で走行中、予期せぬ出来事が起こります。
「雪が積もっていて視界が悪い日でした。右側にあったお店から一台の車が出てきて、私の目の前に合流してきたんです。避けきれず、そのまま後ろから追突してしまいました」
この事故で、Aさんは首のむちうちや腰の捻挫といった怪我を負い、長期の治療を余儀なくされました。
「週に3、4回もリハビリに通い続け、治療期間は8ヶ月にも及びました。まさかこんなに長引くとは思いませんでした」
提示額135万円への不信感と消えない不安
症状固定後、相手方の保険会社から示談金の提示がありました。その額は、約135万円。
「8ヶ月も通院し、後遺障害14級の認定も受けている。それなのにこの金額なのかと、正直がっかりしました。足の痺れも残っていて、将来への不安は大きいままでした」
さらにAさんには、個人的な事情もありました。
「事故の影響で、当時進めていた不妊治療を一度中断せざるを得なくなりました。1回に何十万もかかる治療です。そのことや、通院の送迎で妻の仕事に影響が出たことなども含めて、きちんと補償してもらいたい。でも、保険会社にその思いは届きませんでした」
弁護士介入で示談金は235万円に!約100万円の増額
提示額に納得できなかったAさんは、自身の自動車保険に付いていた弁護士特約を使い、弁護士に交渉を依頼することにしました。
「弁護士さんからは、慰謝料や逸失利益など、各項目で増額の可能性があると具体的な数字で説明を受け、これなら任せられると思いました」
弁護士がAさんに代わって保険会社と交渉を進めた結果、事態は大きく動きました。
「最終的に、示談金は235万円になりました。当初の提示額から100万円近くも増額されたことになります。弁護士さんに頼んでいなければ、低い金額で示談してしまっていたかもしれません。専門家の力は本当に大きいと実感しました」
納得できない提示額なら、まず専門家に相談を
「保険会社から提示された金額を鵜呑みにしてはいけない、と今回の件で痛感しました。特に後遺症が残った場合、その後の人生に大きく関わります。もし提示額に少しでも疑問を感じたら、一人で抱え込まずに弁護士に相談することをお勧めします。弁護士特約があれば費用の心配もいりません。正しい知識で交渉することが、正当な補償を得るための第一歩だと思います」