友人の車で停車中、突然の追突事故
ある年の冬、Sさん(50代・女性)は、東京都内で友人が運転する車の後部座席に乗車中、予期せぬ事故に見舞われます。
「友人の車に乗っていて、赤信号で止まっていたら、後ろからドンッと追突されたんです。過失はこちらにはないと聞いていますが、まさか自分がこんな事故に遭うなんて思ってもみませんでした」
事故後、Sさんは外傷性頚部症候群と腰椎捻挫と診断され、すぐに治療を開始しました。
「週に3~4回のペースでリハビリに通いました。首は痛みこそ引いてきましたが、上と左を向くのが辛く、左手には強い痺れが残っています。腰も重い痛みが続き、お尻から太ももにかけて痺れがある状態でした」
突然の事故により、Sさんの日常は一変してしまいました。
医師からの言葉と募る不信感
治療を続ける中で、Sさんは医師から衝撃的な言葉を告げられます。
「レントゲンで、もともと首に靱帯が骨化する病気があったことが分かったんです。事故の前は全く症状がなかったのに、『そのせいで通常以上にダメージを受けているのかも』とか、『リハビリを続けても無意味かも』とまで言われてしまって…。本当に不安になりました」
さらにSさんは、当初依頼していた弁護士に対しても不信感を抱くようになります。
「加害者側の保険会社と同じ保険会社から紹介された弁護士さんだったので、本当に被害者に寄り添ってくれるのか不安でした。この辛さが持病のせいにされてしまったらたまらない。ちゃんと被害者の立場で考えてくれる弁護士さんにお願いしたいと思いました」
後遺障害14級認定と納得の解決
Sさんは弁護士を変更し、改めて今後の対応について相談しました。
「新しい弁護士さんに、まだ痛みや痺れがあること、持病のことをどう考えればいいのか、すべて相談しました。治療を続けるべきか悩んでいたのですが、先生のアドバイスで安心して治療に専念できました」
弁護士が後遺障害の被害者請求を行った結果、首と腰の症状についてそれぞれ14級9号が認められ、併合14級という認定を得ることができました。
「持病があったのでどうなるか不安でしたが、後遺障害等級が認められて本当にほっとしました。その後の示談交渉もすべてお任せして、最終的に満足のいく形で解決することができました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故に遭うまで普通に生活できていたのに、持病があったせいで不利になるのは本当に悔しいです。保険会社に紹介された弁護士さんにそのまま任せていたら、どうなっていたか分かりません。自分の状況を親身に聞いて、きちんと対応してくれる専門家を見つけることが大切だと思います。少しでも不安や疑問があったら、諦めずに相談してみてください」