突然の事故と大きな損害
ある年の冬、Yさん(70代・男性)は埼玉県内の道路で予期せぬ事故に見舞われます。
「丁字路で、横断歩道ではないところを渡っていたら、右折してきた車にはねられてしまったんです」
そう語るYさん。この事故で歯を3本も折ってしまったほか、全身打撲、右肩のひびなど、体中に痛みが走りました。治療が必要な状態にもかかわらず、今後の補償については全く不透明な状況でした。
賠償提示がないまま募る金銭的な不安
Yさんは事故後、整形外科への通院を始め、痛みを抑えるための治療を続けました。
「歯が折れたのはもちろんショックでしたし、全身の痛みもつらかったです。治療は続けているものの、保険会社から賠償金についての具体的な話は一切なく、この先どうなるのか、補償は受けられるのか、不安でいっぱいでした」
体の痛みに加え、Yさんは保険会社から提示される前に示談交渉をはじめたため、このままでは十分な補償が受けられないのではないかという金銭的な不安を強く抱えていました。
弁護士への依頼と107万円の獲得
このままではいけないと感じたYさんは、弁護士に相談することを決意します。
「慰謝料はどのくらい見込めるのか、専門家の意見が聞きたかったんです。保険会社から提示される前に相談して、交渉をお願いすることにしました」
依頼を受けた弁護士は、まず後遺障害の申請を行いましたが、残念ながら結果は「非該当」でした。
「事故前から歯の治療をしていたことが理由のようですが、事故で歯を失ったのに認められず、悔しい思いでした」
しかし、弁護士はその後の示談交渉で力を発揮します。
「後遺障害は残念でしたが、慰謝料については裁判で使われる基準の9割で交渉してくれました。最終的に、合計1,070,100円の示談金を受け取ることができました。弁護士さんに頼んでいなければ、これほどの金額は到底得られなかったと思います」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故に遭うと、体の痛みだけでなく、将来への不安やお金のことで頭がいっぱいになってしまいます。私の場合、保険会社から提示を受ける前に弁護士さんにお願いしましたが、専門家が入ることで、精神的な負担が大きく減りましたし、結果的に満足のいく賠償金を得ることができました。少しでも不安や疑問があれば、一人で抱え込まずに相談してみることをお勧めします」