予期せぬ事故と失われた日常
「信号のない交差点で、車が来るのを確認して止まっていたんです。ところが、その車が私に気づかず曲がってきて、はねられてしまいました」
神奈川県在住のKさん(40代・男性)の日常は、この事故によって一変しました。
「転倒して両足を骨折し、左足にはプレートが入りました。4ヶ月もの入院を余儀なくされ、これからの生活がどうなるのか、ベッドの上で考えるだけで目の前が真っ暗になりました」
補償なき不安と保険会社の壁
Kさんには、怪我の痛み以上に大きな不安がありました。
「実は事故の2年前から仕事をしておらず、ちょうど就職活動をしていた矢先でした。収入がない状態で、休業損害や将来の逸失利益なんて認めてもらえるはずがない、と絶望的な気持ちでした」
さらに、リハビリで利用したいと考えていたスポーツジムの費用も保険会社から「認められない」と一蹴されます。保険会社から具体的な賠償額が提示される前に示談交渉をはじめたため、この先どれだけの補償が受けられるのか全く見通しが立たない状況でした。
弁護士の粘りで掴んだ1054万円
将来への強い不安から、Kさんは弁護士に依頼することを決断しました。
「一番心配だったのが、無職だった期間の収入をどう評価してもらえるかでした」
弁護士は、後遺障害等級12級13号の認定を勝ち取ると、最も困難な逸失利益の交渉に着手。事故前の収入資料を取り寄せ、Kさんがハローワークに通い就職活動をしていた事実を陳述書などで粘り強く主張しました。
「弁護士さんの交渉の結果、無職だったにもかかわらず、労働者の平均的な賃金の8割を基礎収入として逸失利益が認められました。最終的に、自賠責保険金を含めて合計1054万円で示談することができたんです。提示がゼロの状態からだったので、本当に驚きました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「私のように事故時に無職だったり、収入が不安定だったりすると、補償を諦めてしまいがちだと思います。でも、弁護士さんは過去の収入や就職への意欲といった事情を汲んで、粘り強く交渉してくれました。保険会社と直接話すストレスもなく、結果的に1000万円を超える賠償金を受け取ることができました。少しでも不安があれば、絶対に専門家に相談すべきです」