助手席の母を襲った事故と家族の介護
「2017年の春、私の運転する車で事故に遭い、助手席の母がむち打ちになってしまいました」
都内にお住いのSさんは、当時を振り返ります。70代のお母様は1年以上にわたり通院を余儀なくされました。
「ただでさえ大変だったのに、当時、母は入院している父の世話も毎日していました。通院と介護で、本当に心労が絶えなかったと思います」
提示額87万円への不満と募る不信感
事故から1年以上が経ち、相手方保険会社から提示された示談金は約87万円でした。
「母が毎日父の世話をしていたことは、家事の一つとして評価されるべきではないか。この金額では到底納得できない、と感じました。休業損害という項目はありましたが、母の状況が正しく反映されているとは思えませんでした」
Sさんは、このままではいけないと強く感じました。
弁護士の主張で休業損害が認められ153万円超に増額
「示談金の妥当性が分からないので、専門家である弁護士さんに相談することにしました」
Sさんの依頼を受けた弁護士は、お母様が入院中の夫の世話をしていた実態を「家事従事者」の休業損害として交渉。その主張が認められ、当初の提示額から65万円以上も増額し、最終的に1,530,646円で示談が成立しました。
「弁護士さんに頼んでいなければ、低い金額のまま示談していたかもしれません。母の苦労が金銭的に評価され、本当に安堵しました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「保険会社が提示する金額が、必ずしも正しいとは限りません。特に主婦の休業損害は、個別の事情をしっかり主張しないと見過ごされがちです。私たちのように、家族の状況に疑問を感じたら、絶対に諦めないでください。専門家である弁護士に相談すれば、正当な権利を取り戻せる可能性があります」