突然の衝突と理不尽な主張
ある年の夏、Wさん(20代・男性)は、交際相手が運転する車の助手席に乗っていたところ、予期せぬ事故に遭いました。
「片側一車線の道路で、赤信号だったので徐行していました。左側のコンビニから車が出てこようとしていたので、私たちは安全のために停止したんです。すると、その車が右折しようと突然発進してきて、ドンッとこちらの側面に衝突しました」
Wさん側の車は完全に停止していました。しかし、相手の運転手は自身の保険会社に「相手の車が動いていた」と説明していたのです。
「事故の衝撃で首を痛め、すぐに病院へ行ってむちうちと診断されました。それなのに、相手はこちらの過失を主張してきて…。本当に驚きましたし、腹が立ちました」
癒えない痛みと保険会社対応への不信感
事故後、Wさんはむちうちの治療のために通院を始めましたが、交渉は難航します。
「首の痛みがなかなか取れず、4ヶ月以上治療を続けました。それなのに、相手の保険会社は『そちらにも過失がある』の一点張りで、話がまったく進みません。こちらの保険会社に相談しても、『10対0を主張するなら、私たちが間に入ることはできない』と言われ、どうしていいか分からなくなってしまいました」
怪我のつらさに加え、誰にも頼れない状況。Wさんは心身ともに追い詰められていきました。
弁護士介入による状況の打開と治療への専念
「このままでは泣き寝入りになってしまう。そう思い、自身の自動車保険についていた弁護士特約を使って相談することに決めたんです」
Wさんの依頼を受けた弁護士は、すぐに相手の保険会社との交渉を開始しました。
「交渉をすべてお任せできたので、精神的な負担が軽くなり、自分は治療に専念することができました。最終的に、こちらの過失が2割という形で合意に至りました。10対0でなかったことは残念ですが、弁護士さんが粘り強く交渉してくれた結果なので納得しています。無事に治療も終えることができ、ほっとしました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「今回の事故で、相手や保険会社の言うことが必ずしも正しいとは限らないと痛感しました。もし一人で戦っていたら、きっと相手の言い分を飲んでしまっていたと思います。納得できない主張をされた時の悔しさは、本当に大きいです。保険会社の対応に少しでも疑問を感じたら、専門家である弁護士に相談するだけで、状況が大きく変わる可能性があると思います」