センターラインオーバー事故と低い提示額
ある年の冬、Iさん(60代・女性)は、ご家族が運転する車に同乗中、センターラインをはみ出してきた対向車と正面衝突する事故に遭いました。
「奈良県内の道路で、相手の車が急にこちらに突っ込んできたんです。過失はこちらに全くない事故でした。右肩や首を痛めて、約5ヶ月間、30回以上も通院することになりました」
長い治療期間を経て、ようやく相手方の保険会社から示談金の提示がありましたが、その金額はIさんを落胆させるものでした。
慰謝料31万円…提示額への強い不満
保険会社から提示された示談金の内訳を見て、Iさんとご家族は愕然とします。
「治療費などを除いた実質的な手取り額は56万円ほどでした。特に、怪我に対する慰謝料は31万円程度。5ヶ月も通院した苦労が、こんな金額でしか評価されないのかと、本当に悔しい気持ちになりました」
この金額が妥当なのか全く見当がつかず、Iさんたちは専門家への相談を決意します。
弁護士介入で示談金は2倍近くに!
「夫が弁護士さんに相談してくれて、私たちの代わりに交渉してもらうことになりました。自分たちで保険会社と話すのは、精神的にも大変だったので助かりました」
依頼を受けた弁護士は、裁判で使われる基準で慰謝料を算定し直し、保険会社と交渉を開始。当初8割での解決を打診してきた保険会社に対し、さらに交渉を重ねました。
「弁護士さんが粘り強く交渉してくれたおかげで、最終的に示談金は109万円を超えました。最初の提示額から50万円以上も増えたことになります。専門家にお願いするだけで、こんなにも結果が違うのかと驚きました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「保険会社の言うことを鵜呑みにしていたら、私たちは半額以下の金額で示談してしまっていたかもしれません。提示額に疑問を感じたら、すぐに諦めずに弁護士さんに相談してみてください。正しい知識で交渉すれば、私たちのように正当な補償を受け取ることができるはずです」